作品紹介
異世界“リスタリア”に住む亜人のメイド・ミアが、新しい奉公先で出会ったご主人様は噂通り、とびっきり偏屈で謎めいていた。勝手気ままで、ミアを振り回したりするけど、優しい所もあったりする彼は、世間の噂通り本当に魔法使いなんだろうか? ちょっぴり不安を感じつつ、新たな職場となるお屋敷での生活が始まった。広いお屋敷はメイドが2~3人いてもおかしくない程だが、ご主人様は整理整頓が大のニガテ、家の中は色んな物が溢れてる。メイド魂に火がついたミアは書斎に、台所に、あちらこちらと家中を掃除してまわるが、見たこともない様な道具が其処此処に点在している。半透明のフワフワで軽いゴミ袋、ランプみたいだけど火を使わずにびっくりするほど明るい道具や、小さな竜の頭の様な道具が音を立てて空気を吸い込む、何に使うかわからないが近づくのはやめようと決心するミアだった。雇ったばかりのメイドに家を任せて外出してしまうご主人様は、ミアの事を信頼(!?)してくれているのだろうか? ただ一箇所「この部屋には入ってはいけない」そう言われた場所がある、中には何があるんだろうか? 秘密の部屋は気にはなるけど、メイドは余計な詮索をしない...
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