中年男二人。片付けられた墓と気持ち。 父方の墓を畳むために久しぶりに故郷の墓地を訪れた二方(ふたかた)は、そこで幼馴染の檜山(ひやま)と再会する。ここを離れることになったあの日の夜も、二人はこの場所で言葉を交わした。 夏の終わり、まだ強い日差しが歳を取った二人の胸を少しだけ焦がす。 第二回トーチ漫画賞 審査員特別賞<雲田はるこ選>受賞作。
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