作品紹介
暴れ犬が私に噛みついた。もうどこにも逃げられないようにと──。 戦争の立役者だった暴れ犬・ケレス。 神官・ディアリンはそんな彼を貴公子に仕立て、社交界デビューさせるという使命を負ったのだが…… 貴公子はおろか、ヒトらしく振舞うことすら危うい。 「乱心者」「野郎」「犬畜生」の三拍子が揃った人間に、言葉で言い聞かせても無駄だった。 ディアリンは約束された昇進と報酬だけを糧に、必死の思いでケレスの世話に明け暮れた結果──。 「ごはん食べさせろ」「ディアリンじゃないと嫌だ」甘えたで強情張りなこの暴れ犬が、私に執念を燃やし始めて……。
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