作品紹介
少年時代に見た弥勒菩薩像に心を奪われ、人外のものにしか欲情できないヤクザの水島。ある夜、港で男を始末していた水島は、暗い海で人魚を見つけた。月明かりに浮かぶうつくしい姿、死んだ男の肉を喰らう無邪気な笑顔――恐ろしい怪物だと知りながら水島は人魚を連れ帰る。
孤独に飽きた人魚を「ミロク」と名づけ、欲望のままに抱いて快楽を教えた。水島が与える全てに喜んでみせながら、他の人間をも気まぐれに魅了するミロク。
誰にも触れさせたくない、見せたくない。募る独占欲と執着は水島を狂わせていく――
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11月20日2025/11/20更新
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