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『傷つきたいない』くせに実際にノナが傷ついたところで次の日には忘れるような頭をしている。今のノナにとって母親よりも『今いっしょに居てくれるミラ、クルト』のほうが大切。だからこそ焦燥感なく呑気にしていられる。もう一つ、クルトの家から逃げて躓いて絵に気を取られて思考リセットもそう、昆虫かと思った。　もう全部消されたけどジャンプラのコメ覧で散々指摘されてた不快感の根幹は結局ノナ自身なんだろうなって。

ノナは少女コミックのヒロインみたいな精神性ですね。短絡的な行動が多い原因に謎の被害者意識があると思う。『魔女は差別されている』の建前で「私かわいそう」が滲み出ているのが特徴。読切でも思ったけどその根幹にあるのが人間関係。中でも『裏切り』に対する強烈な忌避感に対し、思考を止めて力で解決しようとする。その幼稚な行いを正当化する為に敵は必ず絶対的悪であるし、味方は彼女を傷つけない都合の良い影法師。