作品紹介
【編集部講評】
認知症である祖母の少女時代の瑞々しい話を、孫である作者が描いたコミックエッセイ。「認知症の祖母」という身近な題材が、作者の人柄ならではの視点で丁寧に描かれている。現代と過去を行き来しながら、一人の人間が生きてきた歳月を感じさせる構成が見事。表情の描き方・見せ場の作り方など演出力も高く、祖母の記憶風景と温かな絵柄がマッチしていて引き込まれる。共感性と独自性を持っていて、心を動かされた。どのように一冊に仕上げるかは十分な検討が必要だが、多くの人の胸を打つような作品を期待したい。
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