作品紹介
中国から、「茶のすべて」を盗み出す――。19世紀に実在したイギリスのスパイ・「F」の物語――。
イギリス、インド、中国による、三角貿易の時代。イギリスでは紅茶を飲む習慣が広まり、大量の茶葉が必要になっていた。しかし、紅茶の輸入先である中国は、大幅に利益を上乗せして販売し、貿易の赤字は膨らむばかり。
自ら茶を栽培したいイギリスは、外交ルートを通じて中国から茶の製法を知ろうとしたが、中国は決して明かさない。正攻法では茶を自主栽培出来ないと判断したイギリスは、中国から、チャノキの苗、種、職人、道具…「茶のすべて」を盗み出すことを決意。そして、ある園芸家の青年に、白羽の矢を立てる――。
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2019年1月25日最終更新日:2019/1/25
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2018年12月28日最終更新日:2018/12/28
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2018年10月12日最終更新日:2018/10/12
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