作品紹介
木田サクラ65歳。昨日、定年退職を迎えた。彼女の口癖は「お母さんはなんでもいいわ」だった。いつだって家族や仕事を優先し、自分の好みは二の次で生きてきたので息子夫婦と孫との暮らしの中にも、彼女のこだわりは存在しなかった。ある時、亡き夫・盛太郎が福岡に一軒家を買っていたことが判明する。サクラは単身その家を訪れ、庭にある一本の桜の木を見つける。この家には夫からサクラへのある想いが込められていた。それに気づいたサクラは決意した。この家に住み、自分の好きを詰め込んだ暮らしをすることを――
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6月2日
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