作品紹介
「消えたい、消えたい、消えたい」ーー7歳の誕生日に母親が家を出ていって以来、父親の暴力を一身に受ける江谷智樹。17歳の誕生日に彼の願いは叶い、誰にも見えない透明人間になった。 たった一人消えたところで、地球は回るのを止めることはなく、何も変わらずに淡々と日々は過ぎていく。それが、この世界の常だ。そんな智樹の前に突如現れた不思議な少女、小熊ねむ。唯一智樹の姿が見える彼女はなぜか智樹の心を開こうと寄り添い続ける。透明人間になってもこれまで通りの生活を続ける智樹には心に刺さった抜けない棘(とげ)があった。限りなく透明に近いお互いを見つけることはできるのか?親友、親、学校…小さな願いが巻き起こす少し不思議な物語。
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2023年11月15日2023/11/15更新
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